病害虫の被害を防ぐとともに農作物の豊作を願う南砺市荒木地区の神事「熱送り」。この伝統行事に合わせて、福光商店街を中心に行われるのが「福光ねつおくり七夕祭り」です。
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「ねつおくるばい、ねつおくるばい」という謎の掛け声とともに子供たちが町を歩く姿は福光の住民にとっては見慣れた光景です。
今回は南砺市を愛し南砺市に愛された男、私「なんと南太郎」が「福光ねつおくり七夕祭り」を調査してきました!
まずは自己紹介
皆さん、こんにちは
なんと南太郎です。
弊社スタジオパールでは富山県南砺市利賀の大自然から生まれる“脇谷の水“を販売している地元の企業です!産まれも育ちも富山県南砺市出身の社長が地元を愛す思いからこの商品は開発されました!
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そんな社長が愛す南砺市を全国の皆さんに伝えるため、この「南砺市の魅力」ページでは南砺市の伝統的なお祭りや、新生グルメスポットまで南砺市に関する情報を幅広い角度からお届けします!
「南砺市、アツいじゃん」
皆さんにそう思ってもらえるよう日々更新をいたします!どうぞ、よろしくお願いします!第1回目の配信である今回は南砺市で一番アツいお祭り「福光ねつおくり七夕祭り」をご紹介。
まず皆さん、「福光ねつおくり七夕祭り」はご存知でしょうか。
「福光ねつおくり七夕祭り」とは南砺市荒木地区で300年以上前から行われてい神事”ねつおくり”と商工会企画する”七夕祭り”融合した、この地区では最大規模の夏祭りです。
今回は「福光ねつおくり七夕祭り」を主催する”南砺市商工会 福光事務所”に取材を行い、お祭り当日も現地に足を運んできました。
300年以上続く神事「ねつおくり」
「ねつおくり」とは
皆さん、土用の丑の日はご存知ですよね?
日本中でうなぎが食べられる、あの日です。
この土用の丑の日の“土用”とは実は立夏・立秋・立冬・立春直前の約18日間の「期間」を示す言葉です。南砺市では夏の”土用”の三日目が1年間で一番暑くなる日だと言われています。
そんな1年で一番暑い日に田んぼの熱を送り出し、今後の豊作を願って行われる神事が荒木地区の「ねつおくり」です。歴史は古く1688年(元禄元年)から始まったと言われています。
大人たちは”ジジ・ババ”と言われる藁人形と、それを載せるための船を”荒木丸”を作ります。きっと荒木地区なので”荒木丸”という名前なのでしょう。そのやっつけ感も昔ながらで素敵。
子供たちは短冊をつけた笹竹を持ち、”荒木丸”を担いで「ねつおくるばい、ねつおくるばい」という掛け声かけながら太鼓を叩き田んぼを回ります。
持っている笹竹で田んぼを撫でることで熱を送り出し、太鼓の音で虫を追い払うことで豊作を願うのです。最後に”ジジ・ババ”が稲の病気を担いでくれることを願い、常願寺川へ船を流します。
“ジジ・ババ”の扱いが酷いことことはおいておき、このような伝統的なしきたりを未だに続けているところも南砺市の素敵ポイントですよね!
「ねつおくるばい」とは
「ねつおくるばい」って何?と気になった方も多いのではないでしょうか。かくゆう僕もそう思いました。
「ばい」ってなんだか九州の方のイメージがありますよね。
その秘密に関しても探って来ました!
なんと南太郎「ねつおくるばいってこの地方の方言なんですか?」
商工会所長「う〜ん。方言ってわけじゃないんだよね〜。けどこの言葉を聞いたらここらへんの住民は全員なんのことか分かると思います。」
なんと南太郎「由来は不明なんですね。」
商工会所長「由来は不明なんだけど地域には根付いている単語になっていますね!」
神事「ねつおくり」300年続く伝統は確かなものがあった。しかし、掛け声の由来はものすごく不確かだった。
大盛り上がりの「福光ねつおくり七夕祭り」
祭りの歴史
南砺市福光地方では昭和31年から「福光ねつおくり七夕祭り」が開催されています。
七夕祭りと言ったら7月7日を思い浮かべますよね?
しかし、福光では先程紹介した神事「ねつおくり」の時期にあわせて七夕祭りを行います!花火大会や民謡踊りから始まった「福光ねつおくり七夕祭り」は昭和55年から商店街に七夕飾りが施される様になりました。
神事「ねつおくり」が現代まで残っているのも、この「福光ねつおくり七夕祭り」があったから言えるかもしれませんね!
「なんとめでた花火大会」とは?
商店街は七夕飾りの歩行者天国となり、大太鼓のねり打ちや民謡街流し・サンバなどの多彩なイベントが繰り広げられ、福光の町はお祭りムード一色に盛り上がります。
メッセージを紹介しながら打ち上げられる花火や、音楽とともにスターマインなどが次々に打ち上がる音楽花火、仕掛け花火などみどころの多い内容となっています。
「なんとめでた花火大会」の名前はメッセージを紹介しながら打ち上がる花火のメッセージがめでたい内容ばかりだったことに由来しているそうです!
綺麗な花火とめでたいメッセージ。最高な組み合わせですね!
主催者の思い
商工会所長「家族のふれあいと言いますか。お子さん、お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんまで伝統を継承しながら家族で楽しんでもらえるお祭りになればいいなと思っています。」
ただただ古めかしい伝統だけ残そうとしても中々難しいものはあるかと思います。こういった楽しめるお祭りとセットで思い出に残し、後世へと伝統を継承していく。
素晴らしい!所長!素晴らしいです!
所長の素敵な思いに心を打たれ、私、なんと南太郎は当日お祭りにお邪魔すること決めました。
当日の様子
イベント目白押しな4日間
2018年7月26日(木)〜29日(日)まで行われるお祭りはこのようなスケジュールで進行していました。
7月26日(木)
マーチングロード 18:30〜
民踊街流し 19:30〜
7月27日(金)
ゆかたdeねつおくり 18:00〜
なんとB級グルメ福光食堂 18:00〜
フェイスペイント 18:00〜
子供みこしオンパレード 18:30〜
なんとめでた花火大会 20:00〜
7月28日(土)
ゆかたdeねつおくり 18:00〜
なんとB級グルメ福光食堂 18:00〜
フェイスペイント 18:00〜
福光太鼓競演会 18:45〜
ねつおくりYOSAKOI 19:00〜
ねつおくりHOT SUMMER ROCK 20:00〜
7月29日(日)
小矢部川親子ふれあいフェスティバル 11:00〜15:00
第68回社明パレード 16:30〜
2932赤ちゃんハイレース 18:00〜
ゆかたdeねつおくり 18:00〜
大道芸パフォーマンス 19:00〜
イベントが目白押しです!
私は27日(金)に参加してきました。
各所で飲食物の販売や子供から大人まで楽しめるゲームも開催されていました!
町ぐるみで行っているのが感じられました!
巨大な七夕祭り
会場およそ1kmの区間に、巨大な七夕飾りが並びます。
それぞれの飾りが来場者を楽しませてくれます!これぞ「福光ねつおくり七夕祭り」といった雰囲気です。
痛車コンテスト
当日は「痛車コンテスト」なるものも開催されいました!
伝統的な催しとともに新しい文化を取り入れる南砺市。柔軟〜。流石に柔軟すぎます!そんあところも大好きです!
なんとめでた花火大会
まず、はじめに協賛企業のメッセージを読み上げながらの打ち上げ。その後、音楽に合わせてスターマインが打ち上がりました。花火と観客との距離感が近いので、とても迫力がありました!
地方の花火だからといって舐めてはいけません!
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は南砺市荒木地区で300年以上続く神事「ねつおくり」と福光で最大級の夏祭り「福光ねつおくり七夕祭り」についてご紹介しました。
スタジオパールでは南砺市の伝統的文化の継承を応援しています!
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それではまた次回!!
なんと最高!!